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肌の摩擦がシミの原因になるの?

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肌は私たちの体を外界から守る重要なバリアですが、日々の生活の中で発生する「摩擦」が、実は肌トラブルの大きな原因になっていることがあります。「シミ」はそのなかのひとつであり、肌の摩擦によってシミが形成されるというケースがあります。

ここでは、肌の摩擦がどのようにシミの原因になっているのか、そのメカニズムについて解説していきます。また、摩擦によるシミの予防法やケアの方法についても紹介します。

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摩擦のダメージが蓄積することでもシミにつながる

肌はとても薄いため、摩擦によるダメージを受けやすいです。肌は真皮の基底膜、表皮の基底層、有棘層、顆粒層、角質層の5つの層に分かれていて、その厚さは5つの層を合わせても2mm程度と言われています。肌の一番上にある層である角質層においては、約0.02mm。肌が少しの刺激でターンオーバーに乱れがでたりバリア機能が低下したりしやすい理由がわかります。

肌の摩擦とシミの関係

私たちの肌には、外界からの刺激に対して反応する防御メカニズムが備わっています。この防御反応の一環として活動するのが「メラノサイト」という細胞です。通常この細胞は、紫外線などの外的刺激によってメラニン色素を生成し、肌を保護しようと働きます。

しかし、摩擦によってこのメラニン色素が過剰に生成されると、その蓄積としてシミが形成されます。強い摩擦や圧迫が繰り返されると、メラノサイトが刺激を受けてメラニンが過剰に生成されます。本来ならば古い肌細胞とともに剥がれ落ちるべきメラニンも、多量に生成されると肌内部に蓄積しやすくなり、見た目のシミとして肌表面に現れてきます。

摩擦による刺激は肌のターンオーバーを乱し、その結果としてメラニン色素の排出が滞ってしまいます。肌のターンオーバーとは、古い肌細胞が剥がれ落ち、新しい細胞に生まれ変わる自然な周期のこと。この周期が乱れることで、メラニン色素が肌に定着しやすくなり、シミとして定着するのです。

肌摩擦が引き起こすシミのタイプ

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、炎症をきっかけに肌内部にメラニン色素が溜まる現象で、ニキビや湿疹、外傷後の回復過程で見られます。過剰な洗顔をしたり、ゴシゴシと力強く肌を拭いたりといった刺激のほか、強い化粧品の使用による微小な炎症も長期的には色素沈着の原因となり得ます。

また、ニキビ跡として知られる茶色い痕も炎症後色素沈着の一種です。ニキビの炎症が治癒した後に残る茶褐色の斑点は、肌内部にメラニンが蓄積し、ターンオーバーで排出されずに残った状態です。

紫外線によるシミとの違い

シミの原因としてよく知られるものには「紫外線」があります。紫外線を原因とするシミは「老人性色素斑」と呼ばれ、こちらは時間をかけてゆっくりとメラニンが蓄積されていきます。これに対して、炎症後色素沈着は炎症の急性の反応により局所的にメラニンが生成されます。

肌摩擦を軽減するための日常生活での注意点

日々の生活の中で、肌への摩擦を意識して軽減することはシミ予防に大きく影響します。肌摩擦を減らすための日常生活での注意点を紹介します。

正しい方法での洗顔

洗顔は肌にとって重要なケアの一つですが、力を入れてゴシゴシ洗うのは避けましょう。優しく泡で包み込むように洗い、摩擦を減らすことが大切です。

スキンケア製品は正しい選び方と使い方で

スキンケア製品を選ぶ際は、肌に刺激を与えない成分を含むものを選ぶといいでしょう。また、製品を肌に乗せる際は、軽く手のひらで押さえるようにし、摩擦を防ぐように意識しましょう。

メイクアップ時の注意

メイクアップは肌に直接的な影響を与えます。できるだけ肌に優しい製品を選び、ブラシやスポンジを使う際も、力を入れずに軽くタッチすることを心掛けましょう。

摩擦を抑える7つのケアのポイント

摩擦を抑えたスキンケアのポイントは7つです。

  1. クレンジングを使い分ける、こすりすぎない
  2. クレンジングや化粧水などの使用量を守る
  3. クレンジングに指先は使わない
  4. 洗顔料は泡立てて使用する
  5. 水分をふき取る際はゴシゴシしない
  6. 化粧水などのケアはコットンではなく手で行う
  7. 洗顔でシャワーのお湯を顔に直接あてない

一つずつ確認していきましょう。

クレンジング用品は部位ごとに使い分ける

メイクをするときは、ゴシゴシこするとヨレてしまうので丁寧に行う人が多い一方で、クレンジングをする際は念入りにこすりすぎてしまうことがあります。

メイクが残ることは肌荒れの原因になるためキレイに落としたいところですが、摩擦ダメージが蓄積しやすいポイントでもあります。

ウォータープルーフのマスカラなど、クレンジングで落ちにくい化粧は、目元専用のクレンジングバームを使うといったようにアイテムを使い分けることが大切です。

クレンジングや化粧水は適量を使用する

クレンジングクリームやオイルは、使用量が少ないと肌への摩擦も増えます。使用方法を確認し、分量を守って使うのがおすすめです。また、化粧水や乳液も使用量を守ることで肌を保湿し、バリア機能の低下予防につながります。

クレンジングは指先で行わない

メイク落としの際は、指先でこするのではなく、指の腹を使うようにしましょう。指先だと爪で肌を傷つける可能性があること、力が入りすぎてしまうことが考えられます。摩擦ダメージを抑えるためには、指の腹で優しくなでるようにクレンジングするのが大切です。

洗顔料は泡立てて使用する

洗顔時にも摩擦ダメージを抑えるために、洗顔料を泡立てて使うのがおすすめです。泡で出てくるタイプであれば手軽に使えるでしょう。さらにダメージを抑えたい場合は、手や泡立て器を使うことで、より細かな泡で顔を洗えます。

水分のふき取りでこすらない

洗顔後の水分のふき取りでは、顔をこすらずにタオルで押さえるように水分を吸収させるのがよいでしょう。乾いたタオルで肌をこすってしまうと、角質層へダメージを与えてしまう可能性があります。

コットンではなく手でケアをする

化粧水をつけるときは、手に化粧水が吸収されないため、清潔さを保つためなどの理由でコットンを使用することもあります。摩擦ダメージを抑えることを考えるのであれば、手で行うのがおすすめです。

化粧水がしみ込んで柔らかくなっているコットンでも、繊維で角質層を傷つける可能性があるためです。

シャワーは直で顔に当てない

入浴時にメイク落とし、洗顔を行う場合には、シャワーのお湯を直接肌に当てるのではなく、手ですくってから流すのがおすすめです。肌への負担を考えたシャワーヘッドであれば別ですが、水圧が強く肌へダメージを与える可能性があるため注意が必要です。

肌摩擦によるシミの治療法

もしも肌摩擦によるシミが既にできてしまった場合、自宅でのケアと専門的な治療法が役立ちます。ここでは、それらの治療法についてご紹介します。

自宅でのケア方法

肌の保湿を十分に行い、肌のバリア機能を高めることが重要です。また、美白成分を含むスキンケア製品を取り入れることで、メラニンの生成を抑制し、既存のシミの薄化促進が期待できるようになります。

美容皮膚科での治療オプション

  • フォトブライト(ライムライト):光を用いて肌の色素沈着を改善する治療で、シミだけでなく肌全体のくすみ改善にも効果的です。
  • レーザートーニング:繊細なレーザーを用いてメラニン色素に対処し、肌の色調を整えます。ダウンタイムが少なく、継続的な治療に向いています。
  • ケミカルピーリング:表面の古い角質層を取り除き、新しい肌細胞の生成を促進することで色素沈着を減少させます。

まとめ

シミの治療は、タイプや原因、肌質によって適切な方法が異なるため、専門の医師の診断を受けて、個々に合った治療計画を立てることが大切です。肌摩擦によるシミの治療は、時に根気が必要になりますが、適切なケアと治療を継続することで、健康的な肌を取り戻せるようになるでしょう。

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